掃除機をかけようと思ったものの、床にはバッグや充電コード、小物がちらほら。
「掃除機をかける前って、どこまで片付ければいいの?」
「ほこり取りや拭き掃除は、どの順番ですればいい?」
そんなふうに迷うことはありませんか?
掃除機をかける前には、床にある衣類や小物、コードなどを片付け、大きなゴミがあれば先に取り除いておくと掃除しやすくなります。
だからといって、掃除のたびに部屋中の家具を動かしたり、すべてを完璧に片付けたりする必要はありません。
今回は、掃除機をかける前に片付けたいものから、効率よく床掃除を進める順番、フローリングやカーペットを掃除するときのポイントまで、わかりやすく紹介します。
「掃除を始めるまでが大変」と感じている方も、できるところから取り入れてみてくださいね。
掃除機をかける前に片付けるものは?
掃除機をスムーズにかけるためには、まず床の上を確認してみましょう。
掃除機が通れるスペースを作っておくだけでも、途中で何度も止まってものを移動する手間を減らせます。
床に置いてある衣類やバッグを移動する
脱いだ服やバッグ、クッションなどが床にある場合は、掃除機をかける前に移動しておきましょう。
床にものが多いと、そのたびに掃除機を止めて移動しなければならず、思った以上に時間がかかります。
衣類は洗濯かごへ、バッグはいつもの収納場所へ、と簡単に戻すだけでも十分です。
「まず部屋を完璧に片付けてから」と考えるより、掃除機が通れる程度を目安にすると取りかかりやすくなります。
コードや充電ケーブルを片付ける
スマートフォンの充電ケーブルや延長コードなども確認しておきたいものです。
床にコードがあると、掃除機のヘッドやブラシに絡んだり、掃除中に引っかけたりすることがあります。
コンセントから抜く必要がないものは、掃除機が通る場所から少し避けておくだけでも掃除しやすくなります。
おもちゃやアクセサリーなどの小物を片付ける
小さなおもちゃ、ヘアゴム、アクセサリー、クリップなどは、掃除機で吸い込んでしまわないよう先に拾っておきましょう。
床と似た色の小物は見落としやすいため、掃除を始める前に床全体を一度見渡しておくと安心です。
細かなものが多い部屋なら、一時的に入れておくボックスを用意する方法もあります。
ティッシュなど大きなゴミは先に取り除く
丸めたティッシュや大きな紙くずなど、目で見てすぐに拾えるゴミは先に取り除いておくとスムーズです。
何でも掃除機で吸おうとせず、手で簡単に拾えるものはゴミ箱へ入れてから掃除機をかけましょう。
動かしやすい椅子やゴミ箱などを移動する
椅子や小さなゴミ箱など、簡単に動かせるものがあれば少し移動しておくと、その下まで掃除しやすくなります。
ただし、重い家具まで毎回動かす必要はありません。
無理なく動かせるものだけで大丈夫です。
掃除機をかける前のチェックリスト
ここまでの内容を、掃除を始める前に確認しやすいようチェックリストにまとめました。
すべてを完璧に済ませる必要はありません。掃除機が安全に通れる状態になっているか、ざっと確認するだけでも十分です。
□ 衣類やバッグなど、床に置いてあるものを移動した
□ 充電ケーブルや電源コードが掃除機に絡まないようにした
□ おもちゃ・アクセサリー・ヘアゴムなどの小物を拾った
□ ティッシュや紙くずなど、大きなゴミを取り除いた
□ 水分や濡れたゴミが床にないか確認した
□ 動かしやすい椅子やゴミ箱などを必要に応じて移動した
□ 棚や家具のほこりを掃除する場合は、床より先に済ませた
□ カーペットやラグの端が巻き込まれないか確認した
□ 使用するヘッドや設定が床材・敷物に適しているか確認した
□ 掃除機にゴミがたまりすぎていないか確認した
全部できなくても大丈夫です。
「今日は床の小物だけ片付ける」「見える範囲だけ掃除する」など、その日の時間や部屋の状態に合わせてできるところから始めましょう。
掃除機をかける前にやっておくと掃除しやすいこと
床のものを片付けたら、すぐに掃除機をかけても構いません。
少し余裕がある日は、ほかの場所も確認しておくと床掃除を効率よく進めやすくなります。
掃除する範囲を決める
「今日は家中を掃除しよう」と思うと、それだけで大仕事に感じてしまうことがあります。
そんなときは、「今日はリビングだけ」「今日は寝室と廊下」など、掃除する範囲を先に決めるのもひとつの方法です。
時間や体調に合わせて、できる範囲を掃除すれば十分です。
床に落ちているものをざっと確認する
掃除機を動かす前に、部屋の奥から出入口まで床をざっと確認してみましょう。
コードや小物だけでなく、掃除機では吸わないほうがよいものが落ちていないかチェックします。
このひと手間で、掃除中に何度も掃除機を止めることを減らしやすくなります。
棚や家具の上にほこりがたまっていないか確認する
棚やテレビ台などのほこりも掃除する予定なら、床より先に確認しておきましょう。
床をきれいにしたあとで棚のほこりを落とすと、もう一度床を掃除したくなることがあります。
気になる場所だけ先にほこりを取っておけば、二度手間を減らせます。
必要に応じてカーテンや布製品のほこりも確認する
カーテンや布製品のお手入れをする場合も、床掃除より先に行うと進めやすいことがあります。
ただし、毎回カーテンまで掃除する必要はありません。
普段の掃除では床だけ、時間がある日は棚や布製品も、というように分けてもよいでしょう。
掃除機とほこり取りはどちらが先?
棚や家具のほこり取りと掃除機を同じ日にする場合、「どちらから始めればいいの?」と迷いますよね。
基本的には、高い場所から低い場所へ進めると掃除しやすくなります。
棚など高い場所のほこりを先に取ると掃除しやすい
棚や家具の上を掃除すると、ほこりが床へ落ちることがあります。
そのため、棚などのほこりを先に取り、そのあと床に掃除機をかけると、落ちたほこりも一緒に掃除できます。
上から下へ進めると二度手間を減らしやすい
掃除する場所がいくつもある場合は、「高いところから低いところへ」と覚えておくと順番に迷いにくくなります。
棚や家具の上、低い家具、最後に床という流れです。
ただし、部屋の状態によって順番を変えても問題ありません。
毎回すべての場所を掃除しなくてもよい
床掃除をするたびに棚や家具まで全部掃除しなければならないわけではありません。
ほこりが気にならない日は、そのまま掃除機をかけてもよいでしょう。
掃除の範囲を広げすぎないことも、無理なく続けるコツです。
掃除機をかける前に窓は開けたほうがいい?
掃除を始めるとき、「まず窓を開ける」というイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし、窓を開けるかどうかは、季節や外の環境などに合わせて考えるとよいでしょう。
掃除中の換気は部屋の状況に合わせる
空気の入れ替えをしたいときは、掃除中や掃除後に換気する方法があります。
ただし、窓を開けることがいつでも最適とは限りません。
外の天候や空気の状態も確認しましょう。
窓から花粉やほこりが入ることもある
花粉が多い季節や風が強い日は、窓を大きく開けることで外から花粉や砂ぼこりなどが入り込む場合があります。
せっかく床を掃除しても、外から汚れが入ってしまっては気になりますよね。
その日の状況を見ながら判断しましょう。
窓を開ける以外の換気方法も考える
住宅によっては換気設備などを利用できる場合があります。
窓を開けるかどうかだけにこだわらず、自宅の設備や環境に合った方法を選びましょう。
掃除機を効率よくかける基本の順番
掃除機のかけ方に絶対的な順番があるわけではありませんが、流れを決めておくと掃除中に迷いにくくなります。
床にあるものを片付ける
まずは掃除機が通るスペースを作ります。
衣類やバッグ、コード、小物など、邪魔になりそうなものを移動しましょう。
必要に応じて高い場所のほこりを取る
棚や家具なども掃除する日は、床より先にほこりを取っておきます。
床だけを掃除する日は省いて構いません。
部屋の奥から出入口へ進める
掃除する範囲を決めたら、部屋の奥から出入口へ向かって進めると動きやすくなります。
ただし、家具の配置やコンセントの位置、コード式・コードレスなど掃除機のタイプによって使いやすい動線は変わります。
自宅で掃除しやすい順番を見つけてみましょう。
壁際や家具の周辺を掃除する
部屋の中央だけでなく、壁際や家具の周辺にもほこりや髪の毛がたまることがあります。
ヘッドが届く範囲で確認してみましょう。
最後にゴミやほこりの取り残しを確認する
掃除機をかけ終わったら、床をざっと見渡します。
気になる場所があれば、そこだけもう一度掃除すれば十分です。
掃除機と床の拭き掃除はどっちが先?
掃除機と拭き掃除を同じ日にする場合も、順番に迷いやすいところです。
床のゴミやほこりを取り除いてから拭く方法がある
床に髪の毛やほこりが多い状態で拭き掃除をすると、汚れを集めながら拭くことになる場合があります。
そのため、先に床のゴミやほこりを取り除いてから拭き掃除をすると進めやすくなります。
フローリングワイパーを使う場合は床の状態に合わせる
フローリングワイパーなどを併用する場合は、床の汚れ方や使うシートなどによって掃除の仕方も変わります。
「必ず掃除機が先」と決めつけず、その日の床の状態に合わせましょう。
床材に適した掃除方法を確認する
フローリングにもさまざまな種類があります。
水分を使ったお手入れが適さない床材もあるため、拭き掃除をするときは床材メーカーなどのお手入れ方法を確認すると安心です。
掃除機だけで済ませる日があってもよい
掃除機をかけたあと、必ず拭き掃除までしなければならないわけではありません。
忙しい日は掃除機だけ、余裕のある日に拭き掃除まで行うなど、無理のない方法で続けましょう。
フローリングに掃除機をかけるときのコツ
フローリングはほこりや髪の毛が目につきやすい場所です。
床を傷つけないようにしながら掃除しましょう。
急いで何度も往復せず丁寧に動かす
掃除機を勢いよく何度も往復させるより、ゴミを確認しながら丁寧に進めると掃除しやすくなります。
適した動かし方は掃除機によって異なるため、メーカーが案内している使い方も確認してください。
床材に適したヘッドや設定を確認する
掃除機によっては、床材に合わせてヘッドや運転モードを変更できるものがあります。
どれを使えばよいかわからない場合は、掃除機の取扱説明書を確認しましょう。
壁際や部屋の角も確認する
ほこりや髪の毛は、壁際や部屋の角にたまることがあります。
掃除機のヘッドが届きにくい場合は、付属のノズルなどを使えるか確認してみましょう。
床を傷つけないよう注意する
掃除機のヘッドに硬いゴミが挟まっていると、床を傷つける原因になることがあります。
違和感や異音がある場合は、いったん掃除機を止めてヘッド周辺を確認しましょう。
カーペットやラグに掃除機をかけるときのコツ
カーペットやラグは、フローリングと同じ方法が適しているとは限りません。
素材を確認してから掃除することが大切です。
使用できる掃除機やヘッドを確認する
掃除機やヘッドによっては、使用できない敷物がある場合があります。
掃除機の説明書と、カーペットやラグのお手入れ表示を確認しましょう。
毛足や素材に合わせて無理なく掃除する
毛足の長いラグなどは、掃除機のヘッドが動かしにくかったり、毛を巻き込んだりすることがあります。
無理に掃除機を動かさず、素材に適した方法でお手入れしましょう。
小さなラグは巻き込みやずれに注意する
軽いラグや小さなマットは、掃除機をかけると動いたり、端を吸い込んだりすることがあります。
必要に応じて固定するなど、安全に掃除できる状態にしてから始めましょう。
素材のお手入れ表示も確認する
天然素材やデリケートな素材などは、お手入れ方法が決められていることがあります。
自己判断で掃除する前に、表示やメーカーの案内を確認すると安心です。
家具の下や狭い隙間はどこまで掃除する?
家具の下にほこりを見つけると、「全部動かして掃除しなきゃ」と思ってしまうことがあります。
でも、毎回そこまで頑張らなくても大丈夫です。
動かしやすい家具の周辺から掃除する
椅子や小さなサイドテーブルなど、簡単に動かせるものなら移動して掃除してもよいでしょう。
普段なかなか掃除できない場所のほこりも取りやすくなります。
重い家具を無理に動かさない
ソファやベッド、棚などを一人で無理に動かすのは避けましょう。
家具や床を傷つけたり、けがをしたりする可能性があります。
掃除機が入らない場所は別の掃除道具も活用する
掃除機のヘッドが入らない隙間なら、細いノズルや隙間用の掃除道具などが使える場合があります。
無理に掃除機を押し込む必要はありません。
毎回すべてを掃除しようとしなくてもよい
普段は見える範囲を掃除して、家具の下などは時間がある日に行う方法でもよいでしょう。
掃除する場所に優先順位をつけると、負担を減らせます。
掃除機をかけてもゴミやほこりが残るときは?
「いつも通り掃除機をかけているのに、ゴミが残っている気がする」というときは、掃除機の状態も確認してみましょう。
ダストボックスや紙パックを確認する
ゴミがたまっている場合は、掃除機本来の性能を発揮しにくくなることがあります。
ゴミを捨てるタイミングや紙パックの交換時期は機種によって異なるため、取扱説明書に従いましょう。
ヘッドやブラシにゴミが絡んでいないか確認する
ヘッドやブラシ部分には、髪の毛や糸くずなどが絡むことがあります。
掃除機の電源を切るなど安全を確保したうえで、メーカーが案内している方法で確認してください。
フィルターの状態を確認する
フィルターのお手入れが必要な掃除機もあります。
水洗いできるもの、できないものなど機種によって扱いが異なるため、自己判断で洗わず説明書を確認しましょう。
掃除機の取扱説明書に沿ってお手入れする
掃除機のお手入れ方法は、紙パック式・サイクロン式・コードレス式などによって異なります。
わからないときは、使用している機種の取扱説明書やメーカー公式の案内を確認するのが安心です。
掃除機をかけるときに気をつけたいこと
普段何気なく使っている掃除機ですが、吸い込んではいけないものや注意したい使い方もあります。
コードや小さなものを吸い込まない
電源コードや充電ケーブル、小さなおもちゃなどは掃除前に確認しておきましょう。
掃除機に巻き込まないよう注意が必要です。
水分や濡れたゴミを一般的な掃除機で吸わない
一般的な家庭用掃除機では、水分や濡れたゴミを吸えないものがあります。
濡れている場所を見つけたら、そのまま掃除機をかけず、使用している機種の説明書を確認してください。
無理に家具の下へヘッドを押し込まない
届かない場所を掃除しようとして、掃除機のヘッドやパイプを無理に押し込むと、家具や掃除機を傷めることがあります。
届く範囲で掃除するか、適したノズルや別の掃除道具を使いましょう。
床材や敷物に合わないヘッドの使用に注意する
掃除機のヘッドには、床材によって向き・不向きがある場合があります。
特にデリケートな床材や敷物では、メーカーの注意事項を確認してから使いましょう。
掃除機をかけやすい部屋にするちょっとした工夫
掃除機をかけることよりも、「その前の片付けが面倒」と感じる方も多いのではないでしょうか。
普段から少しだけ床にものを置きにくくしておくと、掃除を始めるハードルを下げられます。
床に直接置くものを増やしすぎない
バッグや衣類、日用品などを床に直接置くことが増えると、掃除のたびに移動させる必要があります。
よく床に置いてしまうものだけでも、置き場所を決めてみましょう。
小物の一時置き場所を決めておく
細かなものをひとつずつ元の場所へ戻していると、それだけで時間がかかることがあります。
すぐに片付けられないものをまとめておく一時置き用のボックスがあると、床を空けやすくなります。
ただし、中身をため込みすぎないよう、ときどき整理しましょう。
コード類をまとめておく
充電コードや延長コードなどが床に広がりやすい場合は、普段から邪魔になりにくい位置にまとめておくと掃除がラクになります。
コードをまとめる際は、電気製品の安全上の注意事項にも従ってください。
掃除のたびに家具を全部動かそうとしない
「家具の下まで全部きれいにしなきゃ」と考えると、掃除機を出すこと自体がおっくうになってしまいます。
普段は見える範囲を中心に掃除して、家具を動かす掃除は別の日にする方法もあります。
短時間でも掃除しやすい状態をつくる
床にものが少なければ、「ちょっと掃除機をかけよう」と思ったときにすぐ始められます。
毎日きれいな状態を保つことより、掃除したいときに始めやすい環境を作っておくことを意識してみてください。
まとめ|掃除機をかける前のひと手間で床掃除をラクにしよう
掃除機をかける前には、床にある衣類やバッグ、コード、小物などを片付け、大きなゴミを先に取り除いておくと掃除を進めやすくなります。
棚など高い場所のほこりも掃除する日は、先にほこりを取ってから床を掃除すると、二度手間を減らしやすくなります。
床掃除のおおまかな流れは、
「床のものを片付ける」
↓
「必要なら高い場所のほこりを取る」
↓
「掃除機をかける」
↓
「必要に応じて拭き掃除をする」
と考えておくとわかりやすいでしょう。
ただし、掃除機の種類や床材、カーペットなどによって適した掃除方法は異なります。使用している掃除機や床材などの取扱説明書・メーカーの注意事項も確認してください。
そして、毎回すべてを完璧に掃除する必要はありません。
「今日はリビングだけ」「今日は掃除機だけ」という日があっても大丈夫です。
掃除機をかける前に床を少し片付けておくだけでも、いつもの床掃除はぐっと始めやすくなります。
無理なく続けられる方法を見つけながら、気になるところから少しずつ整えていきましょう。

