エアコンを使っていると、フィルターにほこりがたまっていることがあります。
「そろそろ掃除したほうがいいかな?」と思っても、
「フィルターってどうやって外すの?」
「水洗いしても大丈夫?」
「自動お掃除機能があれば、何もしなくてもいい?」
など、いざ掃除しようとすると迷うこともありますよね。
エアコンのフィルター掃除は、基本的なお手入れ方法を確認しておけば、それほど難しい作業ではありません。
ただし、フィルターの外し方や洗い方、お手入れできる範囲はエアコンによって異なります。自己流で分解したり、内部まで無理に掃除したりするのは避けましょう。
この記事では、エアコンフィルターの基本的な掃除方法から、水洗いするときの注意点、自動お掃除機能付きエアコンのお手入れまで、初めての方にもわかりやすく紹介します。
無理なくできるところから、エアコンのお手入れを始めてみましょう。
- エアコンのフィルター掃除はどのくらいの頻度でする?
- エアコンのフィルター掃除を始める前に準備するもの
- エアコンフィルターの基本的な掃除方法
- フィルターのほこりを上手に取り除くポイント
- エアコンフィルターを水洗いするときの注意点
- フィルター掃除が終わったら確認すること
- エアコン掃除でやってはいけないこと
- 自動お掃除機能付きエアコンならフィルター掃除はいらない?
- フィルターが外れない・うまく取り付けられないときは?
- フィルター以外の汚れが気になるときはどうする?
- エアコンフィルターの汚れをためすぎないためのコツ
- そもそもエアコンのフィルター掃除はなぜ必要?
- まとめ|エアコンフィルターは取扱説明書を確認して安全にお手入れしよう
エアコンのフィルター掃除はどのくらいの頻度でする?
エアコンのフィルターを見ると、思った以上にほこりがたまっていて驚くことがあります。
とはいえ、「必ず○日に1回掃除しなければならない」と考える必要はありません。
掃除の目安は、エアコンの機種や使い方、部屋の環境などによって変わります。
掃除頻度の目安はメーカーや機種によって異なる
エアコンメーカーでは、フィルターのお手入れについて目安を案内していることがあります。
ただし、すべてのエアコンに同じ頻度が当てはまるわけではありません。
まずは使っているエアコンの取扱説明書を確認し、メーカーが案内している方法やタイミングを目安にすると安心です。
使用頻度や部屋の環境によって汚れ方は変わる
毎日長時間エアコンを使う部屋と、ときどきしか使わない部屋では、フィルターの汚れ方も違います。
ほこりの量や生活環境などによっても差があるため、ときどきフィルターを見て、汚れ具合を確認してみましょう。
「決めた日に必ず掃除する」というより、使い方に合わせて無理なくお手入れを続けることが大切です。
冷房・暖房シーズンの変わり目にも汚れを確認する
夏に冷房をよく使ったあとや、本格的に暖房を使い始める前などは、フィルターの状態を確認するよいタイミングです。
ほこりが目立っていたら、次に気持ちよく使えるようにお手入れしておくとよいでしょう。
エアコンのフィルター掃除を始める前に準備するもの
いきなり前面パネルを開けるのではなく、まずは必要なものと安全に作業できる環境を整えておきましょう。
掃除機ややわらかい布など必要なものを用意する
お手入れ方法によって異なりますが、フィルター掃除では掃除機ややわらかい布などを使用することがあります。
水洗いする場合は、フィルターを乾かせる場所もあらかじめ考えておくとスムーズです。
必要な道具についても取扱説明書を確認しておきましょう。
運転を停止して電源について取扱説明書を確認する
掃除を始める前にはエアコンの運転を停止します。
電源プラグやブレーカーについては機種によって注意事項が異なる場合があるため、取扱説明書に記載されたお手入れ前の手順に従ってください。
フィルターの外し方を取扱説明書で確認する
フィルターの取り外し方もエアコンによって違います。
似たように見えても、外す方向や固定方法が異なることがあります。
無理に引っ張るとフィルターや前面パネルを傷める可能性があるため、説明書を確認してから作業しましょう。
脚立などを使う場合は安全に作業できる状態を整える
エアコンは高い場所に設置されていることが多いため、安全面にも注意が必要です。
不安定な椅子などに乗って無理に作業するのは避け、安定した足場を確保しましょう。
手が届きにくい場合は、無理をしないことも大切です。
エアコンフィルターの基本的な掃除方法
ここからは一般的な流れを紹介します。
実際に掃除するときは、必ず使用しているエアコンの取扱説明書を確認し、その機種に合った方法でお手入れしてください。
①前面パネルを開けてフィルターを外す
取扱説明書を確認しながら前面パネルを開き、フィルターを取り外します。
勢いよく外すと、たまっていたほこりが落ちることもあります。
ゆっくり扱うと周囲にほこりが舞いにくくなります。
②フィルターについたほこりを掃除機などで取り除く
取り外したフィルターについたほこりを、メーカーが案内している方法で取り除きます。
掃除機を使える場合でも、フィルターを強く押したり、無理に曲げたりしないようにしましょう。
③汚れが気になる場合は取扱説明書に従って水洗いする
ほこりを取っても汚れが気になる場合は、水洗いできるフィルターか確認します。
水洗いの方法や使用できる洗剤などは製品によって異なるため、自己流で洗剤を使わず、メーカーの案内に従いましょう。
④十分に乾かしてからフィルターを取り付ける
水洗いした場合は、十分に乾燥させてから元に戻します。
濡れた状態のまま取り付けるのは避けましょう。
乾燥方法についても取扱説明書を確認してください。
フィルターのほこりを上手に取り除くポイント
フィルターは薄く、力を入れすぎると傷めてしまうことがあります。
「きれいにしなきゃ」と頑張りすぎず、やさしく扱うのがポイントです。
掃除機をかける面や方向を確認する
掃除機をどちら側からかけるかなど、メーカーから具体的な方法が案内されている場合があります。
フィルターの構造は機種によって異なるため、取扱説明書に指定があれば、その方法を優先しましょう。
ほこりを無理にこすり落とさない
ほこりが取れにくくても、強くこすったり押したりするのは避けます。
まずは表面のほこりをやさしく取り除き、落ちにくい汚れは水洗いできるか確認してから対応しましょう。
細かい部分もフィルターを傷めないように掃除する
細かい部分にほこりが残っていると気になるかもしれませんが、完全に取り除こうとして無理をする必要はありません。
フィルターを傷めないことを優先し、メーカーが案内している範囲でお手入れしましょう。
エアコンフィルターを水洗いするときの注意点
フィルターによっては水洗いできるものがあります。
ただし、洗い方や乾燥方法には注意が必要です。
水洗いできるフィルターか取扱説明書で確認する
まず確認したいのが、そのフィルターが水洗いに対応しているかどうかです。
見た目だけで判断せず、取扱説明書のお手入れ方法を確認しましょう。
使用できる洗剤や水温を確認する
汚れが気になると洗剤を使いたくなりますが、使用できる洗剤や水温について指定されている場合があります。
自己判断で強い洗剤や熱いお湯などを使用するのは避けましょう。
強くこすったり無理に曲げたりしない
フィルターを洗うときも、力を入れてゴシゴシこする必要はありません。
やさしく扱い、変形や破損を防ぎましょう。
洗ったあとは十分にすすぐ
洗剤の使用が認められている機種で洗剤を使った場合は、メーカーが案内する方法に従ってすすぎます。
洗剤が残らないよう注意しましょう。
直射日光やドライヤーで乾かしてよいか確認する
早く乾かしたいからと、自己判断でドライヤーの熱を当てたり、強い日差しの下に置いたりするのは避けたほうが安心です。
フィルターの素材によって注意事項が異なるため、指定された乾燥方法を確認してください。
十分に乾燥させてから取り付ける
水分が残っていないことを確認してから、フィルターを取り付けます。
時間に余裕のある日に掃除すると、乾燥を急がずに済みます。
フィルター掃除が終わったら確認すること
きれいになったら、最後に取り付け状態を確認しましょう。
フィルターが正しく取り付けられているか確認する
フィルターの向きや位置を確認し、取扱説明書に従って元の位置へ戻します。
うまく入らないときは、無理に押し込まないようにしましょう。
前面パネルがきちんと閉じているか確認する
フィルターを取り付けたら、前面パネルも正しい位置に戻します。
無理に力を加えず、きちんと取り付けられているか確認してください。
異常がある場合は取扱説明書などを確認する
掃除後に異音やエラー表示など普段と違う様子がある場合は、そのまま使い続けず、取扱説明書やメーカーの案内を確認しましょう。
必要に応じてメーカーや販売店などへ相談してください。
エアコン掃除でやってはいけないこと
フィルターを外したときにエアコンの内部が見えると、「ここも一緒に掃除したい」と思うかもしれません。
しかし、自分でお手入れできる範囲と、専門的な作業が必要な部分は分けて考えることが大切です。
エアコン内部を自己流で分解しない
汚れが見えても、部品を外して内部まで掃除するのは避けましょう。
分解が必要なお手入れは、専門的な知識や作業が必要になる場合があります。
市販の洗浄剤などを自己判断で内部に使用しない
エアコン内部へ市販の洗浄剤などを自己判断で使用すると、故障などにつながるおそれがあります。
内部の汚れが気になる場合は、メーカーの案内を確認しましょう。
電気部品に水や洗剤をかけない
エアコンには電気部品があります。
フィルターを水洗いできる場合でも、エアコン本体へむやみに水や洗剤をかけないよう注意してください。
熱交換器など内部の部品にむやみに触れない
フィルターを外すと内部の部品が見える場合がありますが、無理に触ったり掃除したりするのは避けましょう。
家庭でできるお手入れの範囲は取扱説明書で確認してください。
高い場所で無理な姿勢で作業しない
「あと少しで届きそう」と無理に手を伸ばすのも危険です。
掃除そのものより安全が優先です。難しいと感じたら無理をしないようにしましょう。
自動お掃除機能付きエアコンならフィルター掃除はいらない?
「自動お掃除機能があるから、エアコンのお手入れは必要ない」と思っている方もいるかもしれません。
実際には、機種によって機能や必要なお手入れが異なります。
自動お掃除機能の仕組みやお手入れ方法は機種によって異なる
「自動お掃除機能」と呼ばれる機能でも、どの部分をどのように掃除するのかは製品によって違います。
機能の名前だけで判断せず、自宅のエアコンの説明書を確認してみましょう。
ダストボックスのお手入れが必要な機種もある
フィルターから集めたほこりをダストボックスにためるタイプなどでは、たまったほこりのお手入れが必要になる場合があります。
取り外し方や掃除方法も機種ごとに確認してください。
お手入れランプなどがある場合は機種の案内を確認する
エアコンによっては、お手入れのタイミングを知らせる表示やランプが用意されていることがあります。
表示が出たときの対応についても、取扱説明書を確認しましょう。
自動お掃除機能付きでも取扱説明書を確認する
自動お掃除機能が付いていても、「完全にお手入れ不要」とは限りません。
自宅の機種で必要なお手入れを確認しておくことが大切です。
フィルターが外れない・うまく取り付けられないときは?
初めて掃除すると、「思ったように外れない」ということもあります。
そんなときは力任せに作業しないようにしましょう。
無理に引っ張らず取扱説明書を確認する
フィルターには決まった外し方がある場合があります。
外れないからと強く引っ張ると破損につながる可能性があるため、いったん手を止めて説明書を確認しましょう。
フィルターの向きや取り付け位置を確認する
掃除後にフィルターが戻らない場合も、向きや差し込む位置が合っているか確認します。
取り外す前にスマートフォンで状態を撮影しておくと、戻すときの参考になることもあります。
破損が心配な場合はメーカーなどに確認する
説明書を見てもわからない、部品が引っかかっているように感じるといった場合は、無理に作業を続けないようにしましょう。
メーカーや販売店などへ確認する方法もあります。
フィルター以外の汚れが気になるときはどうする?
フィルターを掃除すると、今度は本体や内部の汚れが気になることがあります。
ここでも、家庭でできる範囲を守ることが大切です。
前面パネルなどはメーカーが案内する方法でお手入れする
前面パネルなど家庭でお手入れできる部分については、取扱説明書に方法が記載されている場合があります。
使用できる布や洗剤などを確認してからお手入れしましょう。
熱交換器など内部を自己流で掃除しない
エアコン内部には、家庭で簡単に掃除できない部分があります。
見えるところに汚れがあっても、自己流で分解したり洗浄したりするのは避けましょう。
内部のカビや汚れが気になる場合は専門業者への相談も検討する
フィルターを掃除しても内部の汚れやにおいなどが気になる場合は、自分で無理に解決しようとせず、メーカーや専門業者への相談を検討する方法もあります。
エアコンフィルターの汚れをためすぎないためのコツ
エアコン掃除というと少し面倒に感じますが、毎回大がかりなお手入れをする必要はありません。
普段からときどき状態を確認しておくと、汚れにも気づきやすくなります。
ときどきフィルターの汚れ具合を確認する
掃除する日を厳密に決めなくても、ときどきフィルターを見てみるだけなら始めやすいでしょう。
ほこりが気になったときに、取扱説明書に沿ってお手入れします。
使用頻度や部屋の環境に合わせてお手入れする
エアコンをよく使う時期とほとんど使わない時期では、汚れ方も同じではありません。
暮らし方に合わせて、無理なく続けられるタイミングを見つけてみましょう。
冷房・暖房シーズンの前後に状態を確認する
季節の変わり目は、フィルターを確認するきっかけにしやすいタイミングです。
夏の冷房をよく使ったあとや、冬に暖房を使い始める前などに、一度状態を見ておくとよいでしょう。
そもそもエアコンのフィルター掃除はなぜ必要?
エアコンは室内の空気を取り込みながら運転するため、フィルターには少しずつほこりがたまります。
「見えないからまだ大丈夫」と思わず、ときどき状態を確認しておきましょう。
フィルターには空気中のほこりがたまりやすい
フィルターは、エアコンが取り込む空気に含まれるほこりなどをキャッチする役割があります。
そのため、使用しているうちに少しずつ汚れていきます。
ほこりがたまると空気の流れを妨げることがある
フィルターにほこりが多くたまると、空気が通りにくくなることがあります。
目詰まりをため込まないためにも、機種や使い方に合ったお手入れをすることが大切です。
フィルターの目詰まりはエアコンの効率にも影響する
フィルターが目詰まりすると、エアコンの運転効率に影響することがあります。
気持ちよく使い続けるためにも、メーカーが案内する方法で定期的に状態を確認してみましょう。
まとめ|エアコンフィルターは取扱説明書を確認して安全にお手入れしよう
エアコンのフィルター掃除は、ほこりを取り除き、必要に応じて水洗いし、十分に乾かして戻すのが基本的な流れです。
ただし、フィルターの外し方や洗い方、掃除するタイミングはメーカーや機種によって異なります。
自動お掃除機能付きのエアコンでも、ダストボックスなどのお手入れが必要な場合があるため、「自動だから何もしなくて大丈夫」と決めつけず、取扱説明書を確認してみましょう。
また、フィルターを外したときに内部の汚れが気になっても、自己流で分解したり洗浄したりするのは避けます。
毎回完璧に掃除しようとしなくても大丈夫です。
まずはフィルターの状態を確認するところから始めて、汚れが気になったときや季節の変わり目など、自分の暮らしに合ったタイミングで無理なくお手入れしていきましょう。

