玄関は、家の中でも砂やほこりが入りやすい場所です。
「玄関って、どのくらいの頻度で掃除すればいいの?」
「毎日掃除したほうがいいのかな?」
そんなふうに気になっている方もいるのではないでしょうか。
玄関は毎日使う場所ですが、毎日すみずみまで掃除しなければならないわけではありません。
家族の人数や玄関を使う頻度、天候などによって汚れ方は変わります。砂が目立ってきたら掃く、泥汚れがついたら拭くなど、気になったタイミングで少しずつお手入れする方法でも続けやすいですよ。
この記事では、玄関掃除の頻度の考え方から、普段のお手入れ、たたきをしっかり掃除する方法まで、家事初心者の方にもわかりやすく紹介します。
玄関掃除はどのくらいの頻度ですればいい?
玄関掃除に「必ず○日に1回」という決まりはありません。
同じ玄関でも、家族の人数や季節によって汚れ方は変わります。まずは玄関の様子を見ながら、無理なく続けられるペースを見つけてみましょう。
砂やほこりが気になったときにサッと掃除する
玄関のたたきに砂やほこりが見えてきたら、ほうきなどでサッと取り除きます。
毎日掃除するのが大変なら、「外出するときに砂が気になった」「靴を片づけたついでに掃いておこう」くらいでも構いません。
汚れが少ないうちなら、短時間でも掃除しやすくなります。
たたきの拭き掃除は汚れ具合を見ながらでOK
掃き掃除だけでは取れない汚れが気になってきたら、拭き掃除を考えてみましょう。
ただし、玄関の床材によって適した掃除方法は異なります。
水や洗剤を使う前に床材を確認し、住宅設備や床材メーカーなどからお手入れ方法が案内されている場合は、その方法に従いましょう。
靴箱は季節の変わり目などをきっかけにする
靴箱の中は毎日掃除する必要はありません。
衣替えや靴の入れ替えなどをきっかけにすると、掃除するタイミングを作りやすくなります。
靴を全部出すのが大変なら、一段ずつ掃除する方法でも十分です。
毎日きれいにしようと頑張りすぎなくても大丈夫
玄関は毎日人が出入りするため、掃除をしてもまた砂やほこりが入ってきます。
そのため、いつでも完璧な状態を保とうとすると負担になってしまうことも。
「今日は砂だけ」「今日は靴をそろえるだけ」のように、小さなお手入れを重ねていくと続けやすくなります。
玄関の掃除頻度は暮らし方や季節によって変わる
同じ広さの玄関でも、家庭によって汚れ方はさまざまです。
掃除する回数だけでなく、「わが家はどんなときに汚れやすいかな?」と考えてみると、自分に合ったペースを見つけやすくなります。
家族が多いと砂やほこりがたまりやすい
玄関を出入りする人数が多くなるほど、靴についている砂や土も入りやすくなります。
家族が多い家庭では、回数を決めるより、目についた砂をこまめに取り除くほうがラクな場合もあります。
子どもやペットがいる家庭は汚れ方も変わる
外遊びをしたあとの靴には、砂や泥がたくさんついていることがあります。
散歩から帰ったペットの足元から、砂や土が玄関に入ることもあるでしょう。
そんな日は、いつもの掃除予定を待たず、汚れた部分だけお手入れすると後がラクです。
雨の日は泥や水分が入りやすい
雨の日は、濡れた靴や傘と一緒に水分や泥が玄関に入りやすくなります。
水滴や泥が目立ったら、滑らないよう気をつけながら早めに拭き取っておくと安心です。
花粉や砂ぼこりが気になる季節はこまめに様子を見る
季節によっては、普段より玄関に細かなほこりなどが入りやすくなることがあります。
いつもと同じ掃除ペースにこだわらず、汚れが目立つ時期だけ少しお手入れを増やすなど、柔軟に考えてみましょう。
玄関のたたきはどうして汚れやすい?
掃除しているのに、気づくとまた汚れている玄関。
その理由を知っておくと、お手入れもしやすくなります。
靴と一緒に砂や土が入ってくる
玄関の汚れで目につきやすいのが、靴底について入ってくる砂や土です。
一度に入る量は少なくても、毎日の出入りで少しずつたまっていきます。
髪の毛やほこりが隅にたまりやすい
玄関には砂だけでなく、髪の毛や室内のほこりなどもたまります。
特に壁際や靴箱の下などは見落としやすいため、普段の掃き掃除のついでに確認してみましょう。
雨の日は泥汚れや水分が残りやすい
濡れた靴で歩くと、たたきに靴跡や泥汚れがつくことがあります。
水分が残っていると滑りやすくなることもあるため、気づいたら拭き取っておきましょう。
ドアの開け閉めでも外からほこりが入り込む
玄関は外と室内をつなぐ場所なので、ドアを開け閉めするときに外から細かなほこりなどが入り込むことがあります。
すべてを防ぐことは難しいので、多少汚れるのは自然なことと考えておくと気持ちもラクです。
玄関掃除にあると便利な道具
玄関掃除のために、たくさんの専用道具をそろえる必要はありません。
まずは家にあるものや、扱いやすいものから始めてみましょう。
砂やほこりを集めるほうき・ちりとり
砂や土をサッと集めるなら、ほうきとちりとりが便利です。
玄関の近くに置いておけば、気になったときにすぐ使えます。
手軽に使える掃除機やフロアワイパー
玄関の床材や掃除機の取扱説明書などで使用できることを確認したうえで、掃除機を使う方法もあります。
フロアワイパーなども、床材や製品の使用方法を確認して使いましょう。
拭き掃除に使える雑巾やクロス
ちょっとした汚れを拭き取るときには、雑巾やクロスがあると便利です。
水拭きできる床材かどうかを確認してから使用します。
隅の汚れには小さめのブラシが便利
広い部分はきれいでも、隅や細かな凹凸に汚れが残ることがあります。
床材を傷つけないやわらかさのブラシを選び、強くこすりすぎないようにしましょう。
まずは簡単!普段の玄関掃除のやり方
「玄関掃除」と聞くと、水を使ってゴシゴシ洗うイメージがあるかもしれません。
でも、普段のお手入れならもっと簡単です。
出ている靴や物を少し移動する
最初に、掃除する場所に置いてある靴や物を移動します。
全部片づけるのが大変なら、掃除する場所だけ移動させてもOKです。
砂やほこりを取り除く
ほうきなどを使って、大きな砂やほこりから取り除きます。
奥から玄関ドア側へ向かって集めていくと掃除しやすくなります。
隅や靴箱の下もできる範囲で掃除する
余裕があれば、壁際や靴箱の下も確認してみましょう。
ただし、毎回すべて掃除する必要はありません。今日はたたき、次回は靴箱の下というように分けても大丈夫です。
気になるところだけ拭き取る
砂やほこりを取り除いても汚れが気になる部分があれば、床材に適した方法で拭き取ります。
玄関全体を毎回拭かなくても、汚れているところだけお手入れすれば負担を減らせます。
汚れが気になったら玄関のたたきをしっかり掃除
普段の掃き掃除だけでは汚れが取れなくなってきたら、少し丁寧にお手入れしてみましょう。
最初に砂やほこりを取り除く
いきなり水拭きをすると、砂やほこりが広がってしまうことがあります。
まずは乾いた状態で、取り除けるゴミを掃除しておきます。
床材に合った方法でやさしく汚れを落とす
玄関のたたきには、タイルや石材、コンクリートなどさまざまな素材があります。
水拭きや洗剤が使えるかは素材によって異なるため、床材や住宅設備メーカーなどのお手入れ方法を確認しましょう。
落ちにくい汚れはその部分を中心に掃除する
汚れが一部分だけなら、玄関全体を掃除する必要はありません。
汚れている部分を中心にお手入れすると、掃除時間も短くできます。
掃除が終わったら水分を残さず乾燥させる
水分を使った場合は、最後にできるだけ水分を取り除きます。
玄関ドアを開けて換気する場合は、防犯面などにも注意しながら行いましょう。
玄関の床材によって掃除方法が違うことも
見た目が似ていても、玄関の床材によって適したお手入れ方法が違うことがあります。
タイルの場合
タイルにもさまざまな種類があり、水や洗剤への強さも同じとは限りません。
「タイルだから水洗いして大丈夫」と決めつけず、使用されている床材のお手入れ方法を確認すると安心です。
コンクリート・モルタルの場合
コンクリートやモルタルも、表面の仕上げ方などによってお手入れ方法が異なる場合があります。
洗剤などを使用する場合は、床材への使用可否を確認しましょう。
天然石・大理石の場合
天然石は種類によって水分や洗剤の影響を受けることがあります。
自己判断で強い洗剤などを使わず、メーカーや施工会社などが案内している方法を確認するのがおすすめです。
床材がわからないときは無理に水や洗剤を使わない
自宅の玄関が何の素材かわからないこともありますよね。
そんなときは、無理に水や洗剤を使わず、まずは砂やほこりを取り除く程度のお手入れから始めましょう。
玄関で気になりやすい汚れのお手入れ方法
玄関の汚れは種類によってもお手入れの仕方が変わります。
砂や土ぼこり
乾いた砂や土は、まずほうきなどで取り除きます。
先に水を使うと汚れが広がる場合があるため、乾いた汚れから取り除くのがポイントです。
泥汚れ
濡れた泥がたくさんついている場合は、周囲に広げないよう注意します。
乾いてから取り除いたほうが掃除しやすい場合もあるため、汚れの状態を見ながら対応しましょう。
黒ずみ
黒ずみにはさまざまな原因が考えられるため、見た目だけで汚れの種類を決めつけないようにします。
床材に適したお手入れ方法を確認し、目立たない場所から試すと安心です。
靴底のこすれ跡
靴底による跡も、床材によって落とし方が異なります。
強くこすると床材を傷める可能性があるため、無理に削ったりこすったりせず、素材に合った方法でお手入れしましょう。
玄関掃除で気をつけたいこと
玄関をきれいにしたいからといって、強い洗剤やたくさんの水を使えばよいとは限りません。
掃除を始める前に、いくつか確認しておきましょう。
床材を確認せずに水をたくさん使わない
水を使えるかどうかは、玄関の床材や住宅のつくりによって異なります。
水を流すのではなく、固く絞ったクロスなどでのお手入れが適している場合もあります。
洗剤は床材や製品の表示を確認してから使う
洗剤を使いたい場合は、その製品が玄関の床材に使用できるか確認しましょう。
使い方や使用量も製品表示に従います。
硬いブラシでゴシゴシこすりすぎない
落ちない汚れがあると、つい力を入れたくなります。
しかし、床材によっては傷がついたり表面を傷めたりする可能性があります。まずはやさしくお手入れしましょう。
マンションなどは水を流せる玄関か確認する
集合住宅では、玄関に大量の水を流すことが適さない場合があります。
建物の管理規約や設備の注意事項なども確認しておくと安心です。
掃除後は濡れたままにしない
水分を使った掃除をした場合は、最後に乾いた布などで水分を取り除きます。
乾燥するまでは、足元が滑らないようにも気をつけましょう。
玄関をなるべく汚れにくくする小さな工夫
掃除の回数を無理に増やすより、汚れを持ち込みにくくする工夫を取り入れる方法もあります。
靴についた泥や砂をできるだけ持ち込まない
靴底に泥や砂がたくさんついているときは、玄関に入る前にできる範囲で落としておきます。
これだけでも、たたきに広がる汚れを減らしやすくなります。
出しっぱなしの靴を少なくする
靴がたくさん並んでいると、掃除のたびに移動させるのが面倒になりがちです。
よく履く靴だけを出しておくなど、自分が管理しやすい量にしておくと掃除を始めやすくなります。
玄関マットを上手に取り入れる
住まいや生活スタイルに合う場合は、玄関マットを取り入れる方法もあります。
ただし、マット自体にも汚れがたまるため、洗濯やお手入れ方法を確認して清潔に使いましょう。
掃除道具をサッと取れる場所に置いておく
玄関掃除を続けやすくするには、道具の置き場所も大切です。
「砂が気になる」と思ったときにすぐ手に取れる場所にほうきなどを置いておけば、大がかりな掃除になる前に対処しやすくなります。
玄関掃除は頑張りすぎず「ついで」で続けよう
玄関は家族が毎日使う場所。
だからこそ、ずっと汚さないようにするのは難しいものです。
気づいたときにサッと掃除するだけでもOK
玄関に砂を見つけたら、サッと掃く。
雨の日に泥がついたら、その部分だけ拭く。
そんな小さな掃除でも、汚れをためにくくすることにつながります。
一度に全部きれいにしようとしなくて大丈夫
「玄関掃除をするなら靴箱もたたきも全部」と考えると、始めるまでのハードルが高くなってしまいます。
今日はたたきだけ、別の日に靴箱というように分けても構いません。
汚れやすい季節だけ少し掃除を増やす
雨の日が多い時期や砂ぼこりが入りやすい時期などは、玄関がいつもより汚れることがあります。
一年中同じ頻度にするのではなく、汚れやすいときだけ少し掃除を増やす方法なら取り入れやすいでしょう。
自分の暮らしに合ったペースを見つける
一人暮らしの玄関と、家族みんなが毎日出入りする玄関では、必要なお手入れも違います。
「何日に1回」と決めるより、わが家の玄関を見て「そろそろかな」と感じたときを掃除のサインにしてみてください。
玄関掃除についてよくある疑問
最後に、玄関掃除で気になりやすい疑問をまとめます。
玄関は毎日掃除したほうがいい?
必ず毎日掃除しなければならないわけではありません。
玄関を使う人数や汚れ方によっても変わるため、砂やほこりが目立ってきたら掃くなど、無理なく続けられるペースでお手入れしましょう。
玄関のたたきは水洗いしても大丈夫?
床材や住宅のつくりによって異なります。
水を使える床材でも、大量の水を流すことが適さない場合があります。住宅設備や床材メーカーなどの案内を確認してから行いましょう。
玄関で掃除機を使ってもいい?
掃除機によっては、屋外から持ち込まれた砂や小石などの吸引が適さない場合があります。
使用する掃除機の取扱説明書を確認し、玄関で使用できるか確認しておくと安心です。
雨の日でも玄関掃除はできる?
雨の日でも砂や泥を取り除くなどのお手入れはできます。
ただし、湿気が多く乾燥しにくい場合があるため、水分を使った掃除をするときは乾きやすさも考えて行いましょう。
玄関掃除は朝と夜のどちらがいい?
朝と夜のどちらでなければならないという決まりはありません。
家族が出かけたあとなど、靴が少なく掃除しやすい時間を選ぶのもひとつの方法です。
自分が無理なく動けるタイミングを選んでみてくださいね。
まとめ|玄関掃除は無理のないペースで汚れをためないことから
玄関掃除は、「毎日しなければ」と難しく考えなくても大丈夫です。
家族の人数や天候、玄関の使い方によって汚れ方は変わるため、決まった頻度だけにこだわる必要はありません。
砂やほこりが目についたらサッと掃く、雨の日に泥がついたらその部分だけ拭くなど、できることから始めてみましょう。
そして、たたきをしっかり掃除するときは、床材に合ったお手入れ方法を確認することも大切です。
毎回玄関全体をピカピカにしようとせず、「今日はここだけ」と小さく掃除することが、無理なく続けるコツ。
玄関を通ったときに汚れに気づいたら、ほんの少しだけお手入れする。そんな気軽な習慣から始めてみてはいかがでしょうか。

