毎日のように使う洗濯機。
洗濯槽や糸くずフィルターはときどき掃除していても、排水口まではなかなか目が届かないという方も多いのではないでしょうか。
「洗濯機の排水口って、どのくらいの頻度で掃除すればいいの?」
「今までほとんど掃除していないけれど大丈夫?」
「洗濯機を動かさないと見えない場合はどうしたらいい?」
そんな疑問もありますよね。
洗濯機の排水口には、衣類から出た糸くずやほこり、洗剤などの汚れが少しずつたまることがあります。そのままにしていると、臭いや排水のしにくさにつながることもあります。
とはいえ、毎日のように排水口を掃除する必要はありません。
汚れ方は、洗濯機を使う回数や家族の人数、設置環境などによっても変わります。無理のないタイミングで状態を確認し、気になる汚れがあればお手入れするくらいから始めてみましょう。
この記事では、洗濯機の排水口を掃除する頻度の考え方から、汚れる原因、基本的なお手入れ方法、臭いやつまりを防ぐためのポイントまで、家事初心者の方にもわかりやすくご紹介します。
なお、洗濯機や排水口の構造、お手入れ方法は製品や設置状況によって異なります。実際に掃除するときは、お使いの洗濯機の取扱説明書やメーカーが案内している方法も確認してくださいね。
洗濯機の排水口はどのくらいの頻度で掃除する?
洗濯機の排水口は普段あまり見えない場所なので、「定期的に掃除したほうがいいのかな?」と気になりますよね。
ただ、排水口の掃除に「どの家庭でも必ずこの頻度」という決まりがあるわけではありません。
まずは、それぞれの家庭に合った掃除のタイミングを考えてみましょう。
掃除頻度には幅がある
洗濯機の排水口は、毎日掃除しなければならない場所ではありません。
定期的に状態を確認し、汚れが目立ってきたときや臭いが気になったときなどを、お手入れのきっかけにすると取り入れやすいでしょう。
「しばらく見ていなかったな」と思ったときに確認するだけでも、汚れに早めに気づきやすくなります。
掃除することばかりを意識するのではなく、まずは排水口の状態をときどき確認する習慣をつくることから始めても十分です。
使用頻度や家族の人数でも汚れ方は変わる
排水口の汚れ方は、家庭によって同じではありません。
たとえば、洗濯する回数が多い家庭では、それだけ衣類から出る糸くずやほこりなどが排水と一緒に流れる機会も増えます。
反対に、洗濯する回数が少なければ、汚れがたまるペースも異なるでしょう。
家族の人数だけでなく、洗濯物の種類や洗濯機を使う頻度、設置されている環境などによっても変わります。
そのため、「○か月に1回できなかったからダメ」と考える必要はありません。自宅の洗濯機の使い方や排水口の状態に合わせて、無理のないペースで確認していきましょう。
汚れや臭いが気になったら早めに確認する
掃除の予定日を待たずに確認したほうがよい場合もあります。
洗濯機の近くで今までとは違う臭いがしたり、排水口に汚れが見えたりしたときは、一度状態を確認してみましょう。
排水に以前より時間がかかるなど、洗濯機を使っていて気になる変化がある場合も同様です。
ただし、原因が必ず排水口にあるとは限りません。自分で確認できる範囲を超えている場合は、無理に分解したり洗濯機を動かしたりしないことも大切です。
取扱説明書のお手入れ方法も確認する
洗濯機は、製品によって構造やお手入れ方法が異なります。
排水ホースの取り外し方や掃除できる部品なども同じとは限りません。
掃除を始める前に、お使いの洗濯機の取扱説明書やメーカーの案内を確認しておくと安心です。
特に、部品を取り外したり洗濯機を動かしたりする必要がある場合は、自己判断で無理に作業せず、メーカーが案内している方法を優先しましょう。
排水口掃除は、完璧にこなすことよりも「気になったときに確認してみる」くらいの気持ちで続けるほうが、日々の家事にも取り入れやすくなります。
洗濯機の排水口を掃除しないとどうなる?
普段は見えにくい洗濯機の排水口。「少しくらい掃除しなくても大丈夫かな」と思うこともありますよね。
すぐに問題が起こるとは限りませんが、汚れが少しずつたまると、臭いや排水のしにくさにつながることがあります。
だからといって、頻繁に掃除しなければならないわけではありません。どのような変化が起こる可能性があるのかを知っておくと、お手入れのタイミングにも気づきやすくなります。
嫌な臭いが発生することがある
排水口には、洗濯のたびにさまざまな汚れが流れていきます。
糸くずやほこり、皮脂、洗剤などの汚れがたまると、洗濯機の周辺で嫌な臭いを感じることがあります。
ただし、洗濯機まわりの臭いは、排水口だけが原因とは限りません。排水ホースや洗濯槽など、別の場所から臭っている場合もあります。
「なんとなく臭うな」と感じたら、排水口だけに原因を決めつけず、周辺もあわせて確認してみるとよいでしょう。
汚れがたまると排水しにくくなることがある
排水口やその周辺に汚れがたまることで、水の流れが悪くなる場合があります。
「以前より排水に時間がかかっている気がする」「洗濯中の排水がいつもと違う」と感じたら、汚れがたまっていないか確認するきっかけになります。
ただし、排水しにくくなる原因はさまざまです。
目に見える範囲を掃除しても改善しない場合は、無理に奥まで掃除しようとせず、メーカーや専門業者などに相談することも考えましょう。
つまりや水漏れにつながる場合もある
排水経路に汚れが多くたまると、つまりにつながることもあります。
水がスムーズに流れなくなれば、状況によっては水があふれたり、漏れたりする可能性もあります。
特に、水が逆流している、床がぬれているといった異変がある場合は注意が必要です。
「自分で何とかしなくては」と無理に作業せず、原因がわからない場合や水漏れが続いている場合は、専門業者などへの相談を検討しましょう。
洗濯機の排水口が汚れる主な原因
排水口は、どうして汚れてしまうのでしょうか。
洗濯すると、一見きれいに見える水と一緒に、衣類から出た細かな汚れなども流れていきます。
ここでは、排水口にたまりやすい代表的な汚れを見ていきましょう。
衣類から出る糸くずやほこり
衣類やタオルなどを洗濯すると、細かな繊維や糸くずが出ることがあります。
多くは洗濯機のフィルターなどで受け止められますが、細かなものが排水とともに流れる場合もあります。
こうした汚れが少しずつたまることが、排水口が汚れる原因のひとつになります。
糸くずフィルターをこまめに確認しておくことも、日頃できるお手入れのひとつです。
髪の毛や皮脂などの汚れ
衣類やタオルには、髪の毛や皮脂など、普段はあまり意識しない汚れも付着しています。
洗濯によって落ちた汚れは水と一緒に流れるため、排水口や排水経路に少しずつ付着することがあります。
こうした汚れは目につきにくいため、「見た目はそれほど汚れていないのに臭いが気になる」ということもあります。
洗剤や柔軟剤などの残り
洗濯に使う洗剤や柔軟剤も、排水口の汚れに関係することがあります。
使用量が多すぎたり、十分に流れきらなかったりすると、ほかの汚れと混ざって付着する場合があります。
洗剤や柔軟剤は、多く使えばその分きれいになるというものではありません。
製品に表示されている使用量や、洗濯機の取扱説明書などを確認しながら、適量を使うことを心がけましょう。
洗濯機の排水口を掃除したほうがよいサイン
「そろそろ掃除したほうがいいのかな?」と迷ったときは、洗濯機まわりのちょっとした変化が目安になります。
普段と違うところがないか、気づいたときに確認してみましょう。
洗濯機周辺から嫌な臭いがする
洗濯機の近くに行ったとき、以前はなかった臭いを感じる場合は、排水口を確認してみるタイミングのひとつです。
排水口や排水トラップなどに汚れがたまっていることもあります。
一方で、臭いの原因は洗濯槽や排水ホースなど別の場所にある可能性もあります。
排水口を掃除しても臭いが残る場合は、ほかの場所も確認してみましょう。
排水に時間がかかる
洗濯機の排水が以前より遅く感じる場合も、気にしておきたい変化です。
排水口や排水経路に汚れがたまり、水が流れにくくなっている可能性があります。
ただし、洗濯機本体の不具合など、ほかの原因も考えられます。
掃除しても改善しない場合は、無理に原因を探そうとせず、取扱説明書を確認したり、メーカーなどに相談したりすると安心です。
排水口に汚れが見える
排水口が見える位置にある場合は、ときどき目で確認してみましょう。
ほこりや糸くずなどが見えていたら、掃除をするひとつの目安になります。
見える範囲の汚れなら、気づいたときに取り除くだけでも構いません。
「排水口掃除を全部やらなくては」と考えず、できるところから少しずつお手入れするほうが続けやすいですよ。
排水時にいつもと違う音がする
排水するときに、これまで聞かなかった音がする場合もあります。
音だけで原因を判断することは難しく、必ずしも排水口の汚れやつまりが原因とは限りません。
まずは取扱説明書などを確認し、排水口やホースなど自分で安全に確認できる範囲を見てみましょう。
異音が続く場合や原因がわからない場合は、無理に分解せずメーカーなどへ相談することも大切です。
洗濯機の排水口を掃除する前に確認すること
排水口を掃除するときは、すぐに部品を外すのではなく、まず安全に作業できる状態を整えておきましょう。
難しい準備は必要ありませんが、水を扱う場所だからこそ、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
また、洗濯機や排水口の形は家庭によって異なります。ここで紹介する方法だけで判断せず、お使いの洗濯機の取扱説明書やメーカーのお手入れ方法も確認してから始めてくださいね。
水栓を閉めて電源プラグを抜く
掃除を始める前に、洗濯機の運転が完全に止まっていることを確認します。
そのうえで水栓を閉め、電源プラグを抜いておきましょう。
ぬれた手で電源プラグに触れないようにすることも大切です。
「少し掃除するだけだから」とそのまま始めず、安全に作業できる状態をつくってから取りかかりましょう。
排水口と排水ホースの位置を確認する
次に、排水口がどこにあるのかを確認します。
洗濯機の横など見えやすい場所にある家庭もあれば、洗濯機の真下に隠れている場合もあります。
あわせて、排水ホースがどのようにつながっているかも確認しておきましょう。
排水口が見えないからといって、すぐに洗濯機を動かす必要はありません。簡単に確認できない場所にある場合の対処については、後ほど詳しく紹介します。
水がこぼれてもよいようタオルなどを用意する
排水ホースや排水口には、水が残っていることがあります。
ホースなどを取り外したときに水が出ても慌てないよう、古いタオルや雑巾などを用意しておくと安心です。
必要に応じて、水を受けられる容器なども準備しておくと作業しやすくなります。
床がぬれた場合は、そのままにせず早めに拭き取っておきましょう。
洗濯機や部品を無理に動かさない
排水口が洗濯機の下にあると、「少し動かせば届きそう」と思うこともあるかもしれません。
ただし、洗濯機は重量があり、無理に動かすと転倒やけが、給水・排水部分のトラブルにつながる可能性があります。
また、固くて外れない部品を力任せに外すのも避けましょう。
自分で安全に作業できる範囲を超えていると感じたら、そこで作業を止めても大丈夫です。
排水口掃除は、無理をしてまで行うものではありません。
自分でできる洗濯機排水口の基本的な掃除方法
準備ができたら、排水口を確認していきましょう。
ここでは一般的な流れを紹介しますが、排水口や排水トラップの形、部品の外し方などは設置状況によって異なります。
外せる部品だけを扱い、わからない部分は無理に分解しないようにしましょう。
排水口周辺のほこりやゴミを取り除く
まずは、排水口の周りにあるほこりや髪の毛などを取り除きます。
手で取りにくい細かなほこりは、掃除機や掃除用シートなど、使いやすいものを利用するとよいでしょう。
いきなり排水口の奥を掃除しようとせず、まず周辺をきれいにしておくと、その後の作業もしやすくなります。
普段から見える場所であれば、この部分だけ気づいたときに掃除しておくのもおすすめです。
外せる場合は排水ホースを取り外す
排水ホースを外して掃除できるタイプの場合は、取扱説明書などで外し方を確認してから作業します。
ホースの中には水が残っていることがあるため、用意しておいたタオルや容器で受けながら、ゆっくり扱いましょう。
取り外し方がわからない、固くて動かないといった場合は、無理に外す必要はありません。
元に戻せなくなると水漏れにつながる可能性もあるため、自信がない場合はそのままにしておきましょう。
外せる部品の汚れを落とす
排水口には、取り外して掃除できる部品が付いていることがあります。
取扱説明書などで取り外せることを確認できた部品は、付着している髪の毛や糸くずなどを取り除き、汚れを落としていきます。
細かな部分は、使い古した歯ブラシなどを使うと掃除しやすいこともあります。
洗剤を使用する場合は、部品の材質やメーカーの案内を確認し、使用できるものを選びましょう。
強い洗剤を自己判断で使用したり、複数の洗剤を混ぜたりすることは避けてください。
排水トラップの汚れを確認する
排水口には、下水からの臭いなどを防ぐための「排水トラップ」が設けられていることがあります。
名前だけ聞くと難しそうですが、排水口の一部と考えるとわかりやすいでしょう。
自分で確認できるタイプであれば、髪の毛や糸くずなどの汚れがたまっていないか見てみます。
取り外せる部品については、取扱説明書や設備の案内に従ってお手入れしましょう。
構造がわからない場合は、無理に奥へ手や道具を入れる必要はありません。
部品と排水ホースを正しく元に戻す
掃除が終わったら、取り外した部品を元の位置に戻します。
排水ホースを外した場合も、取扱説明書などを確認しながら正しく取り付けましょう。
取り付けが不十分だと、水漏れなどの原因になることがあります。
「たぶんこの位置だったかな」と迷ってしまわないよう、取り外す前に部品の向きや位置を確認しておくと安心です。
必要であれば、スマートフォンで写真を撮っておくのもひとつの方法です。
水漏れがないか確認する
すべて元に戻したら、水栓や電源を元の状態に戻し、洗濯機を使用するときに排水部分から水が漏れていないか確認します。
ホースが外れかけていないか、床がぬれていないかなども見ておきましょう。
もし水漏れが見つかった場合は、そのまま使用を続けないことが大切です。
取り付け方法を取扱説明書で確認し、自分で対処するのが難しい場合は、メーカーや専門業者などへ相談しましょう。
排水口掃除は、奥までピカピカにすることがゴールではありません。
安全にできる範囲の汚れを取り除くだけでも、日頃のお手入れになります。「全部やらなくちゃ」と思わず、できるところから取り入れてみてくださいね。
洗濯機を動かせない・排水口が見えない場合はどうする?
いざ排水口を掃除しようと思っても、「洗濯機の下にあって見えない」ということがあります。
洗濯機の設置場所によっては、簡単に手が届かないことも珍しくありません。
そんなときは、無理に排水口まで掃除しようとしなくても大丈夫です。まずは安全にできる範囲から確認してみましょう。
手が届く範囲だけ掃除する
排水口そのものに手が届かなくても、洗濯機の横や後ろなど、見える範囲にほこりがたまっていることがあります。
無理なく手が届く場所であれば、掃除機や掃除用シートなどを使って取り除いておきましょう。
排水ホースが見える場合は、外れていないか、気になる汚れや異常がないかを目で確認する程度でも構いません。
「排水口まで届かないから何もできない」と考えず、できる範囲をきれいにするところから始めてみましょう。
無理に洗濯機を動かさない
排水口が洗濯機の真下にあると、動かしたくなるかもしれません。
しかし、洗濯機は見た目以上に重く、狭い場所で無理に動かすと、けがをしたり床を傷つけたりする可能性があります。
給水ホースや排水ホースなどがつながっているため、動かしたことで接続部分に負担がかかることも考えられます。
一人で簡単に動かせないと感じたら、そのままにしておきましょう。
難しい場合は専門業者への依頼も検討する
排水口が完全に洗濯機の下に隠れているなど、自分では掃除しにくい場合は、専門業者などに相談する方法もあります。
特に、臭いや排水の悪さなど気になる症状があるのに排水口を確認できない場合は、無理に作業するより相談したほうが安心なこともあります。
「排水口くらい自分で掃除しないと」と思う必要はありません。
洗濯機の設置状況によって、自分でできる範囲は違います。安全にできない場所はプロに任せるという選択肢も覚えておくと安心です。
排水口の臭いが気になるときに確認したい場所
洗濯機の近くから嫌な臭いがすると、「排水口が汚れているのかも」と思いますよね。
もちろん排水口が原因になっていることもありますが、ほかの場所から臭いが発生している可能性もあります。
排水口を掃除しても臭いが気になるときは、次の場所も確認してみましょう。
排水口や排水トラップ
まず確認したいのが、排水口や排水トラップです。
髪の毛や糸くず、洗剤などの汚れがたまっている場合は、取り除ける範囲でお手入れしてみましょう。
また、排水トラップは下水からの臭いが上がってくるのを防ぐ役割があります。
排水トラップの状態や構造は設備によって異なるため、よくわからない場合は無理に分解せず、管理会社や専門業者などに相談する方法もあります。
排水ホース
排水ホースにも、洗濯で流れた細かな汚れが付着することがあります。
ホースの周辺から臭いを感じる場合は、汚れだけでなく、接続部分にずれなどがないかも目で確認してみましょう。
ただし、ホースを外して掃除する場合は、洗濯機の取扱説明書などで方法を確認することが大切です。
無理に取り外したり、奥まで道具を入れたりするのは避けましょう。
糸くずフィルター
意外と見落としやすいのが、洗濯機の糸くずフィルターです。
衣類から出た糸くずや細かなゴミを受け止める場所なので、汚れがたまっていることがあります。
お使いの洗濯機の取扱説明書を確認しながら、取り外せる部分をお手入れしてみましょう。
排水口に比べて掃除しやすい場所でもあるので、普段のお手入れに取り入れやすいところから始めるのもおすすめです。
洗濯槽や洗濯機周辺
排水口や排水ホースに目立った問題がなくても、洗濯槽などから臭いを感じることがあります。
洗濯槽のお手入れ方法は製品によって異なるため、メーカーが案内している方法を確認しましょう。
また、洗濯機の周りに湿気やほこりがたまっていないかもチェックしてみてください。
臭いの原因をひとつに決めつけず、洗濯機まわりを少し広く確認すると見つけやすくなることがあります。
自分で掃除するのが難しいケース
排水口の汚れなら自分で掃除できることもありますが、すべてのトラブルに自分で対応する必要はありません。
「これはちょっと難しそう」と感じたら、作業を中断することも大切です。
特に次のような場合は、メーカーや管理会社、専門業者などへの相談を検討しましょう。
部品や排水ホースが外れない
部品や排水ホースが固くて外れない場合は、力任せに動かさないようにしましょう。
無理に外すと部品を傷めたり、元に戻せなくなったりする可能性があります。
取扱説明書を確認しても外し方がわからない場合は、その部分の掃除は無理に行わなくても構いません。
つまりがひどく排水できない
洗濯機の水がほとんど排水されないなど、明らかに流れが悪い場合は、排水経路のどこかでつまりが起きている可能性があります。
ただし、原因が排水口とは限らず、洗濯機本体や排水ホースなどに問題があることも考えられます。
見える範囲のゴミを取り除いても改善しない場合は、無理に奥まで掃除しようとせず、専門家への相談を検討しましょう。
水漏れや逆流が起きている
洗濯機の周辺に水が漏れている、排水した水が逆流してくるといった場合は注意が必要です。
まず洗濯機の使用を止め、安全を確保しましょう。
水漏れの原因は、排水口のつまりだけでなく、ホースの接続や洗濯機本体などさまざまです。
原因がわからない状態で使い続けず、必要に応じてメーカーや専門業者、賃貸住宅の場合は管理会社などへ相談してください。
掃除しても臭いやつまりが改善しない
見える範囲を掃除しても臭いが続いたり、排水の状態が改善しなかったりすることもあります。
その場合、手の届かない排水経路などに原因がある可能性も考えられます。
何度も洗剤を使ったり、無理に道具を奥まで入れたりするより、原因を確認してもらうほうが安心です。
自分で掃除できるところと、専門家に任せたほうがよいところを分けて考えると、排水口のお手入れもぐっと気楽になりますよ。
洗濯機の排水口を汚れにくくするコツ
排水口の掃除を少しでもラクにするなら、汚れをためすぎないこともポイントです。
とはいえ、排水口のために毎日新しい家事を増やす必要はありません。
普段のお手入れのついでにできることを、無理のない範囲で取り入れてみましょう。
糸くずフィルターをこまめに掃除する
まず取り入れやすいのが、洗濯機の糸くずフィルターのお手入れです。
糸くずフィルターには、衣類から出た細かな繊維やゴミなどがたまります。
汚れをためたままにせず、お使いの洗濯機の取扱説明書に沿ってお手入れしておきましょう。
排水口そのものを頻繁に掃除するのが難しくても、普段から手が届きやすい場所をきれいにしておくことなら続けやすいですよね。
洗濯機周辺のほこりをためない
洗濯機の横や後ろ、排水口の周辺には、いつの間にかほこりがたまっていることがあります。
目についたときに掃除機で吸ったり、掃除用シートで拭いたりするだけでも構いません。
「洗濯機まわりを毎日掃除する」と決めてしまうと負担になりやすいので、ほかの掃除をしたついでに気になるところだけ取り除くくらいでも十分です。
洗剤や柔軟剤は適量を使用する
洗剤や柔軟剤は、多く入れればその分汚れがよく落ちるとは限りません。
必要以上に使用すると、十分に流れきらずに残ってしまうこともあります。
洗剤や柔軟剤の表示、お使いの洗濯機の取扱説明書などを確認して、適量を使うようにしましょう。
毎回きちんと量るのが面倒に感じる場合もありますが、いつも使う量の目安がわかってくると、それほど難しくありません。
定期的に排水口の状態を確認する
排水口は目につきにくい場所なので、つい存在を忘れてしまいますよね。
そこで、「季節が変わったら見てみる」「洗濯機まわりを掃除したついでに確認する」など、自分が思い出しやすいタイミングを決めておくのもひとつの方法です。
毎回しっかり掃除する必要はなく、汚れていないかを見るだけでも構いません。
家庭によって汚れ方は違うので、自分の暮らしに合ったペースを見つけていきましょう。
洗濯機の排水口掃除についてよくある疑問
最後に、洗濯機の排水口掃除について迷いやすいポイントをまとめました。
「うちの場合はどうすればいい?」と思ったときの参考にしてみてください。
排水口はどのくらい汚れたら掃除すればいい?
掃除のタイミングを、汚れの量だけで決める必要はありません。
ほこりや糸くずなど目に見える汚れがたまっている、臭いが気になる、排水の様子が以前と違うといった変化があれば、状態を確認するきっかけになります。
反対に、特に気になる変化がなければ、ときどき様子を確認するところからでも構いません。
洗濯機の使用頻度や設置環境などによって汚れ方は変わるため、「必ずこのタイミングで掃除する」と考えなくても大丈夫です。
排水口から臭いがしてもつまりとは限らない?
臭いがするからといって、必ず排水口がつまっているとは限りません。
排水口や排水トラップの汚れだけでなく、排水ホースや糸くずフィルター、洗濯槽などが関係していることもあります。
まずは自分で安全に確認できる場所から見てみましょう。
掃除しても臭いが続く場合や原因がわからない場合は、無理に分解せず専門家などに相談する方法もあります。
洗濯機を動かさずに排水口を掃除できる?
排水口の位置によって異なります。
洗濯機の横など手が届く場所にあれば、動かさずに掃除できる場合があります。
一方、排水口が洗濯機の真下に隠れていると、自分では十分に掃除できないこともあります。
洗濯機は重量があるため、排水口を掃除するためだけに無理に動かすのは避けましょう。
手が届かない場合は、できる範囲のお手入れにとどめ、必要であれば専門業者などへの依頼を検討してください。
排水口掃除に強い洗剤は必要?
必ずしも強い洗剤を使う必要はありません。
まずは髪の毛や糸くずなど、取り除ける汚れを掃除することから始めましょう。
洗剤を使う場合は、排水口や部品の材質などによって使用できるものが異なることがあります。
市販品を使う場合も表示されている使用方法や注意事項を守り、洗濯機や設備の取扱説明書なども確認してください。
また、洗剤の種類によっては、混ぜると危険なものがあります。複数の洗剤を自己判断で混ぜて使用することは避けましょう。
自分で掃除できない場合はどこに依頼する?
相談先は、困っている内容によって変わります。
洗濯機本体や排水ホースなどに問題があると思われる場合は、洗濯機のメーカーや購入した販売店などが相談先の候補になります。
排水口や排水設備のつまりなどが疑われる場合は、水まわりの専門業者などへの相談も考えられます。
賃貸住宅の場合は、自分で業者を手配する前に管理会社や大家さんへ相談したほうがよいケースもあります。
原因がわからない場合は、「どこが悪いのかわからない」と伝えたうえで相談するとよいでしょう。
まとめ|洗濯機の排水口は汚れる前の確認を習慣に
洗濯機の排水口は、普段あまり目にする場所ではないため、掃除すること自体を忘れてしまいがちです。
けれど、毎日のように掃除しなければならない場所ではありません。
洗濯機を使う頻度や家族の人数、設置環境、製品などによっても汚れ方は変わります。「必ず○日に1回」と決めるより、気になったときに状態を確認することから始めてみましょう。
嫌な臭いがする、目に見える汚れがたまっている、排水の様子がいつもと違うといった変化も、お手入れを考えるひとつのきっかけになります。
排水口が洗濯機の下にあって手が届かない場合や、部品が外れない場合は、無理に掃除する必要はありません。
水漏れや逆流、ひどいつまりなどがある場合も、自分だけで解決しようとせず、メーカーや管理会社、専門業者などへの相談を検討しましょう。
そして、お手入れをするときは、お使いの洗濯機の取扱説明書やメーカーが案内している方法を優先してください。
排水口までいつも完璧にきれいにしておこうとすると、家事がひとつ増えたように感じてしまいます。
まずは洗濯機まわりを掃除したときに、排水口をちらっと確認するところから。
そんな無理のない習慣でも、汚れに早めに気づくきっかけになりますよ。

